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【海外の反応】サイファー吹替ニュース【2019年3号】190820

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youtu.be

試験的に ザ・カートゥーンサイファー氏のニュース動画をこちらで翻訳します。

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必ず上記から元動画の高評価をお願いします。

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ローカライズ・翻訳関連

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先週とりこぼした話題から。

我々のPatreonサポーターの1人であるダニエル・ジョンソン氏からDiscord上で伝えられた情報によると、『ダンベル何キロ持てる?』のサイマル吹替にて、締めの一言が変更されていたとのこと。

日本語版では"ナイスバルク"と英語で言っていますが、吹替では

"True strength comes from within" (真の強さは内より出づる)

となっています。

訳註:原典不明。ワークアウト系で引用される名言?ご存じの方はコメント下さい

台本作家のリア・クラークのツイートによると、口パクの数に合わせるための処置だそうです。

 "「ナイスバルク」だと2音節ですが、口パク作画は6~7音節分あったのです。なので、その音節数に合うようなスローガン(button)を考える必要があったんです。"

 

どうやら今後も毎回このフレーズで締めるようですね。

筋肉ファンサービス的な作品なので、このフレーズでは自己矛盾のような気もしますが、皆さんはどう思われますか。コメント欄に意見をお寄せください。

また、サイマル吹替について他に議論すべきと思われる項目があれば、ツッターハッシュタグ #Cipherdubnewsまで御一報いただければ、出来る限り調査いたします。

 

 

ネットフリックス関連

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何年もの制作期間を経て、とうとうNetflixの『キャノン・バスターズ』が配信開始されました。

吹替の制作は、君の名は・聲の形未来のミライ・近作のガンダムOVA作品等で知られるNYAVポストですが、キャノン・バスターズとの関連でいうと、注目すべきなのは『ムタフカズ』に関わっていた点でしょう。キャノンバスターズの吹替はムタフカズとスタッフが一部共通で、主演のケン・マイケルや、音響監督のマイケル・シンターニクラスとステファニー・シェー、台本作家のアマンダ・C・ミラーなどを引き継いでいます。

アマンダのツイートによると、今回の吹替台本にあたっては監督のラショーン・トーマスと直接打ち合わせが出来たそうです。キャノン・バスターズの制作体制は少々特殊で、日本のサテライト社で制作されていながらフランスやアメリカ等からの海外スタッフが参加しています。英語話者がスタッフにいることで、吹替にとっては幸運な状況だったと言えるでしょう。

声優陣には、カマーリー・ミンター、ジーノ・ロビンソン、ダリエン・シルズ・エヴァンス、カミラ・ウィンブッシュ、ケビン・グレブー、デブラ・ウィルソン、オギー・バンクスなど、黒人俳優が多く配されています。アニメ畑ではない役者の多いキャスティングですが、こうした他ジャンルからの選出はNYAVポストの一貫した姿勢でもあり、またキャノン・バスターズが俳優組合(ユニオン、SAG-AFTRA)を通じた契約になっており、ユニオン俳優とツテがあったからこそ可能になっている事です。とは言いつつも、クリスティーナ・ヴィーやビリー・ボブ・トンプソンなど、おなじみのアニメ声優陣も出演しています。

明らかにカウボーイビバップトライガンなどに寄せた画作りの作品ですが、吹替についてもビバップトライガンのそれと同じ気概を感じます。数年前に公開したパイロット版のキャストと比べても、ケイシー・ターンバックル役がエリザベス・マクスウェルからステファニー・シェーに交代していたりしますが、交代前の俳優も別の役で出演していたりします。新旧のキャストについては動画説明文にリンクを記載しておきます。

待ちに待ったシリーズであり吹替であるため、我々としても今イチオシの作品です。この作品がアニメと吹替業界の一助になることを切に願います。

 

もっとバイオレントな作品がご所望の方には、ケンガンアシュラの2期が今年のハロウィンに配信開始という耳寄りな情報もあります。

 

 

キャスティング関連

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千年女優』の新吹替版が放映されましたが、これについて前回のニュースでおこなった推測は正しかったようです。立花源也役の声優がクリスチャン・スウィンドラーと記載されていたのですが、我々はクリストファー・スウィンドルの誤記ではないかと考えていました。なぜ異なる名前が記載されたのかは未だ不明ですが、本人のツイートによると、クリストファー・スウィンドルが出演しているということで間違いないようです。

多忙のため我々は映画館に足を運ぶことがかないませんが、ご覧になった方は是非コメント欄まで感想をお願いします。

 

キャスト告知関連でもう一つ、百合OVA作品『あさがおと加瀬さん。』の吹替キャスト・スタッフが、センタイフィルム・ワークスから告知されました。音響監督はデイヴィッド・ワルドで台本作家はマリッサ・レンティのようです。

これまでの流れと今回の作品チョイスからすると、デイヴィッド・ワルドはLGBT+系作品の吹替に注力しているようですね。当人の証言によれば、マリッサ・レンティの参加は『やがて君になる』と『LOVE STAGE!!』という2つの良作の吹替でデイヴィッドと組んだのが縁だそうです。

デイヴィッドについてご存じない方のために、ダブトークチャンネルにて我々の知人が彼にインタビューしたポッドキャスト動画を動画説明文にリンクしておきます。また、我々がマリッサ・レンティに対しておこなったインタビュー動画もリンクしておきますので、どうぞご覧ください。

 

 

業界関連

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ファニメーションとセンタイ・フィルムワークスから、多くのソフトリリースが告知されました。ラインナップについては動画説明文を御覧ください。

何よりもまず注目すべきは、9/24発売の『ONE PIECEイーストブルー編でしょう。アニメ放送20周年を記念して、ファニメーションの吹替キャストによるドキュメンタリー映像が特典となるようです。

センタイ・フィルムワークスのラインナップの中では、12月発売の『ハイキュー!!』第3期のみ初回限定版がリリースされるようです。また『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』1~2期の新吹替版の発売が11月5日に発売決定しました。

現在放送中の作品の話題を一つ。『ナカノヒトゲノム【実況中】』のサイマル吹替を一週間中断し、日本と同日配信の字幕版から一週間ずれ込む事が決定されました。原因について特に説明はなされていませんが、過重労働と短すぎる納期によってスケジュールが崩壊し、1週間の遅延を認めざるを得なかったのだと思って間違いないでしょう。

 

 

トゥナミ関連

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Dr.STONE』のサイマル吹替版が、8月24日からトゥナミで放送開始します。

近年のトゥナミにおける表現規制問題についても言及したいのですが、それについては近々の内に別動画で語る予定ですので、お待ち下さい。

 

この他に取り扱ってほしい話題については、Twitterハッシュタグ#Cipherdubnewsまでどうぞ。

 

 

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